NITSニュース第26号 平成29年12月15日

特別支援教育の充実

FR教育臨床研究所 所長 花輪敏男

『授業研究の薦め』

一人一人に合った支援をしていくためのいちばんのベースは、「集団(教室)における特別な配慮」が充実していることです。
授業研究は従来「教材研究の視点」で分析・話し合いが行われています。そこに「特別支援教育の視点」を加えて授業研究会を展開して欲しいと思っています。つまり「構造化が図られている授業か」という観点で、授業を見ていただきたいのです。
わざわざ特別支援教育のための授業研究会を設定せよということではなく、普段の授業研究に特別支援教育の視点を付け加えるだけでいいのです。

サポートティーチャー(支援員)がどのタイミングでどのような支援をするのかという具体的なかかわり方についても、実態に即した研修ができるということもあります。「個別」の問題なのに「集団」の中での配慮がポイントとなるということです。地道な実践の積み上げが何よりも必要です。

これらのことは、講義動画「校内研修シリーズ」でも配信しています。

『多方面からの情報収集』

特別支援教育については、教育のみならず、福祉・医療・心理・労働界・司法等さまざまな分野で多くの情報が発信されています。残念なことに、学校では教育以外の分野に関心が高いとは言い難いのではないでしょうか。もったいない話です。私は福祉関係の仕事もしておりますが、各種事業に学校関係者の参加が少ない状態で残念に思っています。
特別支援教育コーディネーターを中心に、レーダーの精度を高めて、役に立つ情報を多方面から集め、有効に活用していただきたいと願っています。

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