海外派遣プログラム アメリカ

教育課題研修指導者海外派遣プログラム事業で米国を訪れているB-1団からレポートの続報が届きましたのでお伝えします。 --------------------------------------- 私たちB-1団は現在、先週訪れたボストンから南に移動し、ノースカロライナ州の州都ラリーにいます。 昨日は、地元のチャーター・スクールの仕組みと、教員研修や免許更新の実際を講義と質疑応答で学びました。 今日は、関連のある学校2校を訪問し、実態を見てきました。エクスプロリス・スクールの小学校と中学校です。中学校は、広島大学附属東雲中学校と姉妹校提携をしており、毎年男子6人、女子6人が相互に行き来し交流をしているとのことでした。 授業の様子ですが、ここでは主にPBL(プロジェクトベースドラーニング、場合によってPはプロブレムのこともある。)が行われていました。まず課題を与え、見通しを立てさせます。各自が協力して調べます。そして作品制作等を行います。最後に発表をするという流れです。各単元では、国、州の学習指導要領に相当するスタンダードがあり、それに沿ってルーブリクスが作られています。児童生徒は、それらを確認し、見通しを持って学習を進めることができます。評価は、個々の単元はルーブリクスに沿って、最終的にはスタンダードに沿って評価されます。 質疑応答では、この学習の良い点と困難な点について回答がありました。 まず、困難な点は以下の2点があげられました。 ・一時は混乱するが、信用してやらせるしかない。 ・教師側はどうしてもコントロールしたがってしまう。 他方、良い点は以下のようでした。 ・将来職を得た時、1人でやる仕事はない。生きていくために必要なスキルが身につく。 ・知識がすべてではなく、人間力が必要である。その向上が見られる。 ・アイディアを豊富に出せるようになる。仲間内だとミスもしていい雰囲気がある。 ・始めてから困難があると、問題点が明確になり、その後講義をしてもその解決が容易になる。 案内役の女子児童(小5)が言っていた言葉があるので紹介します。「革新は世界を変える。子供には確信を起こし世界を変える力がある。」何のために生き、何のために学ぶのかが明確だと、かくもたくましいのかと感じ、我が国の子供たちにもこうした思いを持ってもらえるような仕掛けが必要だと痛感しました。 明日は、最後の学校訪問を行い、明後日には帰路につきます。報告書の完成にご期待ください。 ---------------------------------------- 教育課題研修指導者海外派遣プログラムは、教育現場が抱える重要な教育課題に対応する研修指導者を養成するため、当該課題について先進的に取り組む諸外国に各地域の中核的な役割を担う指導者を派遣し、その成果を教育委員会が実施する研修内容に活してもらうことを目的として実施している事業です。 10月3日から15団がそれぞれ2週間の研修に出発しています。

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