幼児教育指導者養成研修 1

昨日より、幼児教育指導者養成研修が始まりました。

本研修は、子ども・子育て支援新制度の施行を踏まえ、質の高い幼児教育を全国の全ての子供に保障するため、幼児教育を担当する指導主事等に対し、幼児教育の指導の充実や小学校教育との円滑な接続、評価を含めたカリキュラム・マネジメントの適正な実施など、幼児教育の指導者として必要な知識等を習得させ、各園や地域における本研修内容を踏まえた研修のマネジメントを推進する指導者の養成を図ります。

本日は、國學院大學の神長美津子教授による講義「新幼稚園教育要領を踏まえた3~5歳児の理解と保育の在り方」、文部科学省初等中等教育局の河合優子幼児教育調査官と渋谷一典教科調査官による講義「幼児期の教育と小学校教育との接続について」を行いました。午後から「A:幼児教育の実践充実コース」と「B:幼児教育の体制整備コース」に分かれ、Aコースでは指導案作成、Bコースでは事例発表と協議を行いました。

受講者のみなさんに感想を伺いました。

-幼小が歩み寄り、双方向的な連携を進めていきたい
「幼小接続について、今までは幼稚園から働きかけていく必要があるというイメージで進めていました。しかし今日の講義を聞いて、幼稚園・小学校それぞれが双方向的に連携することが大切だと思いました。例えば、砂場での活動一つとっても、幼稚園からの視点・小学校からの視点それぞれから意見を交換すると、やはり着眼点や活用方法が異なってきます。このような意見の違いを大切にしたいです。」

-小学校の事例を学ぶことができ、幼小の繋がりを意識することができた
「私は、幼稚園の園長をしています。今回小学校の担当調査官の話を聞くことができ、また、小学校の体育や生活科の授業事例についても学ぶことができ、とても勉強になりました。
例えば、カブトムシを元気にさせるための探検という事例では、昆虫に詳しい先生や昆虫用の土を持った人を探しにいくウォークラリーのような活動で、ある程度大人が調整をした上で、児童が自発的に動けるように工夫されており、とても幼稚園の取り組みに近く、幼小の繋がりを意識することができました。自園に戻ったら、園内の教諭にしっかりと学んだことを伝えて、園内全体で研修の内容を活かせるようにしたいです。」

-幼児教育アドバイザーの課題を、行政・現場の立場から語り合うことができた
「午後のグループごとの協議で、私たちのグループでは、幼児教育アドバイザーについて、課題を3つ挙げて意見を出し合い、最後に意見をとりまとめました。
一つ目の、経験が少ない若手アドバイザーが多いという課題については、地域全体でチームを作り、学び合いや経験の共有で解決できるのではないか、二つ目の、幼稚園教諭向けの研修が少ない、幼児教育センターが無いなど体制作りが出来ていないという行政の課題については、県教委や地域、議会など、様々なところに働きかけて行く必要があるのではないか、三つ目の、私立、国公立、幼保と様々な幼児教育の形態があり情報一元化が出来ていないという課題については、行政が中心になり、地域の情報交換ができる場を作ることなどで改善できるのではないか、というように意見をとりまとめました。
教育委員会や園長など、様々な立場からの意見を聞くことができ、収穫の多い研修でした。」

明日は、「幼児期における子育ての支援、課程や地域との連携について」「幼児の実態や家庭・地域の実態等を踏まえた園の研修の企画立案について」を行います。

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