教育相談指導者養成研修 6月6日

6月4~7日の間、「教育相談指導者養成研修」を開催しました。 本日午前は、「チーム学校の構築」の実践事例の聴講、午後は日本教育カウンセラー協会の藤川章会長による講義・演習を行いました。 受講者に感想を伺いました。 -チーム学校をつなぎ、子供とつながりつづける存在 「本日の実践事例では、問題解決にあたってのSSW(スクールソーシャルワーカー)の理想の形を示していただいたと思います。 まずは、「つなぐこと」です。 SSWが各機関、つまり学校・教育委員会・福祉課・児童相談所・地域の民生委員などに呼びかけ、情報共有し、チーム化します。 「学校の人間とは面会したくない」と不登校児童の家庭に拒否された場合でも、民生委員には会ってくれるかもしれないし、福祉課からの呼びかけには応じてくれるかもしれません。そういった多方面からのアプローチができれば、問題解決に向けて一歩進めます。 次に、「つながりつづけること」です。 担任や学校だけで対応した場合、学校卒業後の状況を追跡できず、次の段階の支援まで手が届かないことがあります。継続して追い続けることができるSSWであれば、子供のライフステージに応じた支援が可能になります。 こうした「つなぐこと」「つながりつづけること」ができるSSWは、チーム学校として問題解決するための、強力な存在だと思いました。」 -言葉や態度を意識して、悩んでいる子供と向き合いたい 「「なぜ早く打ち明けてくれなかったの?」 子供から悩みを相談された時に、そう返してはいけない。 大人が、本心から心配して、悔いるような気持ちでそう言ったのだとしても、子供は責められたように感じて、次から相談してくれなくなるそうです。 悩みを打ち明けてくる子供は、ギリギリの精神状態であることが多いと思います。 そうした不安定な状態で、悩みの内容を理路整然と説明することは難しいと思います。 いじめられているのを知られたくない、だけどずっとこのままいじめられているのもしんどい、と毎日我慢を続け、ようやく決心して大人に打ち明けたら、「早く言えばよかったのに」「話がわかりづらい」と怒られてしまった。 子供本人にそう受け止められて、ますます傷つけてしまうようなことは、あってはならないと思います。 小学生・中学生は、現在の生活エリア外の大人、たとえば学童の職員や、保育園の先生に相談することが多いそうで、それは「きっと親身になってくれるから」というイメージがあるからではないか、とのことでした。 業務に追われていると、つい子供たちの話を早く切り上げようとしてしまいがちですが、まずは生活態度を見直して、話しやすい雰囲気作りと、言葉の選択をますます意識し、子供の悩みに向き合えるようにしていきたいと思います。」 -第三の居場所である『子ども食堂』 「「食事だけでなく居場所を提供している」という講師の言葉どおり、『子ども食堂』は空腹を満たすだけでない、大きな役割があると思います。 自分も、地域の『子ども食堂』に実際に行ってみたことがあります。 お年寄り・小さな子供とその保護者など、幅広い年齢層がいて、雰囲気は和気藹々と明るい印象でした。ご飯もおいしかったです。 子供は無料、大人は200円くらいでした。無料だとかえって拒否感を示す人が多くなる、と聞きましたが、確かに数百円でも支払いすることで、申し訳なさが薄れて、利用しやすくなると感じました。 講義資料の中で、課題点として触れられていたのは、「子ども食堂イコール貧困・困窮のイメージを払拭するために、誰でも広く利用してほしい」と運営側が願う反面、「誰でも利用することで、本当に困窮している子供が遠慮してしまう」だとか、「そもそも地域に子ども食堂の存在が浸透していない」だとかという実態でした。 自分も近所になければ、実際の様子を知らないままだったかもしれません。 学校と家庭以外にも、『子ども食堂』という第三の居場所があることが、心のよりどころになる子供も多いはずです。 遊びに行く場所の選択肢のひとつとして、「行ってみようかな」と気軽に利用できる場所として、浸透してくれればと思いました。」

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