防災教育推進セミナー

目的

物理学者でありながら随筆家でもあった寺田寅彦は「災害は忘れたころにやってくる」という言葉を残した。寺田の言葉どおり、近年では、東日本大震災をはじめとして全国各地で自然現象による社会や人間への被害が発生している。そこでは、いくつもの命が失われ、被災者の中には、未だに苦しみを抱えた人々やふるさとを離れざるを得なかった人々が数多くいる。また、現在に目を向けてみると、我々は新型コロナウイルスという災禍の中にいる。

自然現象によって社会や人間に被害が発生するメカニズムには、人間が築いてきた社会に潜在する脆弱性が深く関係している。そのため、その人がおかれた立場や状況によって「被災」の様相は異なる。つまり、人間の健康や命が脅かされるような悲劇的な出来事の発生には、社会や人間のあり方が深く関係しているのである。これまでの学校教育は、防災教育として、命を守るための知識・技術の伝達、とりわけ発災時に行動できる主体性の育成を目指してきた。「被災」と「社会の脆弱性」が深い関わりをもつとすれば、日本の学校教育は、発災時に行動できる主体性の育成はもとより、個人や社会がもつ災害経験から、社会や人間のあり方を問い直すことができる子どもの育成を目指す必要があるのではないだろうか。

以上の問題意識から、本セミナーでは、災害や厄災を次世代に伝える理論的・実践的な知見を手がかりとして、災害が繰り返される社会において、防災教育はいかに質的転換を図る必要があるのかという根源的な問いを探究する。

主催

期日

令和3年8月19日(木曜日)~令和3年8月20日(金曜日)

実施方法

Web会議ツール(Zoomミーティング)により実施(同時双方向通信を行う)

受講者

ダウンロードデータ

受講案内(受講者へのお知らせ)

更新履歴

令和3年8月3日
受講案内掲載
令和3年6月28日
ページ作成

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